逢花打花 逢月打月

逢花打花 逢月打月

人間は生き物であり、言うまでもなく、自然の一部です。移ろう季節を感じながら、自然とともにあり、暮らしていくのが、本来の姿です。
昔から日本人はそうした生き方をとても大切にしてきました。それがどんどん失われつつあるようで、残念でありません。
逢花打花 逢月打月(花に逢えばその花を打し、月に逢えば月を打す。)という禅語があります。花を見たらその花を愛で、月を見たらその月に感じ入るべし、という意味です。
人には五感が備わっており、自然はいつも目の前にあります。毎朝、駅に向かう道の端にも小さな花は咲いています。空には雲がたなびき、街路樹では鳥がさえずっています。
そこに目をやり、心を重ね、素直に感じ入る。四季の移ろいを感じ取る。風が運んでくる沈丁花の香りに自然と春の気配を感じるようになるはずです。生きていることが実感できる生き方をしたいものです。

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