幸せに至る八つの道

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ブッタの教え
 
ブッタの教えはシンプルですが、深遠です。快楽に耽ったり苦行したりすることでは幸せになることができず、快楽と苦行の両極端を避けて「中道」を実践する事だけが、心に安らぎと智慧、そして苦しみからの完全な開放をもたらす、という教えです。
 
これは伝統的に”四つの聖なる真理”(四聖諦)として知られています。この真理の四番目に、「幸せに至る八つの道(ステップ)ー八王道」が明確に述べられてるのです。
 
ブッタは人々に「見方」「思考」「言葉」「行動」「生計」「精進」「気づき」「集中」に八つのステップを正しく育て、一つひとつを完成させるように教えられました。
”「道」(八つのステップ)を実践する”
とは、日々の生活のあらゆることに気づき、善い行為をするように精進し、正しい見方でものごとを見る、ということです。心が落ち着くにつれ、智慧が徐々にあらわれ始めるでしょう。
もうひとつの智慧は深遠で、この新しい智慧があらわれると、まるで全世界が揺れ動くかのように感じるでしょう。これは苦しみから解き放たれ強い楽の感覚で、何時間も何日も続きます。ただ、このすばらしい楽の感覚は、覚りではありません。ただ完全なる覚りとはどのようなものなのかを、ただほのめかすだけなのです。
 
実践をつづけてゆくと、すべてのステップがそろう瞬間が訪れるでしょう。道徳が完成し、集中が深まり、心を妨害するものがまったくなく、心は明るく、明晰です。
このとき、「あらゆる経験には実体がなく、無常であり、執着する価値はない」という最も深遠な智慧があらわれるでしょう。疑いが完全に姿を消し、ものごとを見る見方もすっかり変わるのです。
 
まったく新しいレベルで「道」を歩きだすようになるでしょう。このレベルに達する前にも、八つのステップ一つひとつがうまく協力してはたらくよう、明晰で、善い、知的な理解が必要でした。この理解のあと、「出世間」と呼ばれる世間を超越した高いレベルの理解があらわれます。さらに確固たる確信をもって、実践を続けてゆくことでしょう。「どんなことがあっても必ず覚りに達する」ことを知っているのです。
何をするときでも。最初にすべきことは、「なぜそれをするのか」を理解することです。それゆえブッタは、「幸せへの道」野第一番目を「正しい見方(理解)」にされました。
ブッタはまず人々に「道」とはどのようなものなのかを理解するように望まれました。仏教の道とは、善良な人になることを誓えば天国に行けるといった観念ではなく、また秘密の集団に属するために従わなければならない不可能な行動規制を教えるものでもありません。ブッタの道は良識に基づいて現実を注意深く観察することなのです。
目を開き、みずからの生き方をよく観察してみてください。そうすれば「自分が選択している行為が、自分の幸せや不幸をつくっている」ということがわかるでしょう。
一度この法則を完全に理解することができたなら、今後良い選択ができるようになります。誰でも幸せになりたいのですから。
 
ブッタの正しい見方には二つあると説かれました。ひとつは「原因、結果を理解する」こと、もう一つは「四つの聖なる真理を理解する」ことです
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