善い心を育てる

善い心を育てる


施し、忍耐、信頼、さまざまな道徳などの善い心を育てることは、精神を目覚めさせる第一歩です。

どの宗教でも「施し」について教えています。施しは、すべての生命に本質的にそなわった自然な心の働きです。動物も、食べものを分けあっています。何かを与えるときには幸せを感じますし、受けとった人の喜びを感じると、楽しくなるものです。

「忍耐」の実践も大切です。忍耐とは、だれかに思うがままにさせ、自分はただ我慢をする、という意味ではありません。

機の塾するのを待ち、適切な言葉を使って、適切な態度で、適切な時間に、適切な場所で、効果的に自分を表す、という意味なのです。我慢できずに思わず言ってしまったら、後で悔いたり、苦しみを引き起こしたりする可能性があるでしょう。

また忍耐には、できるだ他人を理解する努力をする、という意味もあります。誤解や勘違い、疑いは苦しみや不満を引き起こしすものです。他人も自分と同じくらい、おそらくもっと、多くの問題を抱えていることを忘れないでください。

普段は善い人でも、悪い立場に置かれたとき、何か良く分からないことをうっかり言ったり行動したりする場合もあるでしょう。でも、誰かに挑発されているにもかかわらず、自分が落ち着いて忍耐しているなら、怒りは生まれませんし、さらに人間の心を深く理解することもできるはずです。

自分の苦しみを他人のせいにしたり、他人が幸せをもたらしてくれることを期待しないでください。

そうではなく、自分の心を観察し、なぜ苦しみを感じているのかを見いだし、落ち着きを感じることがたいせつなのです。

不幸な人は、他人を不幸にしがちです。もしまわりに不幸な人がいるなら、自分の心をできるだけ明晰にし、心のやすらぎを保つようにしてください。自分が忍耐し、落ち着いて、理解しているのなら、相手の心が明るくなる場合もあるでしょう。

最後に、自分には究極の幸せに達する可能性があることを「信頼」してください。ブッタの教え、自分自身、実践、友人、将来などを信頼するのです。

信頼や確信があると、私たちは前向きに生きることができるのです。自分のこれまでの経験を考察してみれば、信頼が育つでしょう。自分にはすでに多くの能力があるのです。まだあらわれていない能力に対しても信頼するようにしてください。

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