人を植える道

山陰の土の窪みのひとところ涙を垂らてわれは見むとす ー赤彦
 
”人を植える道”
 
真の個性教育とは、我流の教育にあらずして、
真実に生きることを教える教育なり。
相手をして真に止むに止まれる一道を進ましめんとの一念にでずるなり。
 
一人の人間を真に教育するという事は、すなわち
一本、一本木を植えるようなものであって、
たとえ植えた当の本人たる教師自身は亡くなっても、
もしその木が真に生えついていたらならば、
木はどこまでもその生長をやめないでしょう。
 
同様に真の教育者は、その人の内面より発する心の光の照らす限り、
至るところに人材が林のように生い育っていくようでなくてはならない。
今こうした立場から、将来の教育界を眺めてみた時、
このように真に人材を植えている教育者が果たしていかほどあるといえるでしょうか?
その人の足跡の印せられるところ、
そこには必ずや幾多の人材が、林のように生い育っていくというような光景が、
どれほど現在の教育界に見られるでしょうか?
 
国の教育が一斉教授にとどまる限り、真の教育として人を植えるというようなことは、
実際にはほとんど不可能というに近いといっていいでしょう。
 
ここにおいて我々が、今後真に確実に、人材を現実の大地に植え付けようとするには、
単に学校教育のみが教育のすべてである、と考える訳にはいかなくなるとも言えるでしょう。


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